オランダ領東インド(3)
今日は、オランダ領東インドの人だった、ラジャー・ダト・ノン・チックさんについてお話をさせていただきます。
ノン・チックさんは当時の東インドのマラヤに生まれました。
現在のマレーシアに当たります。
1941年の日本軍侵攻の時は16才の少年でした。
今まで自分たちをいじめていた欧米人が、日本人によってマラヤから追い出される光景を、快哉をもって手記に書き残しています。
日本軍がマレー半島に駐留後は、南方特別留学生となり日本の宮崎と福岡とで学問をしました。
1944年にマラヤに帰り、戦後独立したマレーシアで上院議員にまでなっておられます。
そのノン・チックさん、戦後に日本から来た学者の応対をしました。学者は言います。
「日本軍はマレーの人をたくさん殺したに違いない。それを調べに来た。」と。
ノン・チックさんは驚いて言います。
「日本軍はマレーシア人を一人も殺していません!日本軍が殺したのは、戦闘で闘った英軍や、その英軍に協力したチャイナ系の抗日ゲリラだけでした。」
結構あちこちで紹介されているものですが、読んでいない方もきっといます。
日本のよき理解者であるノン・チックさんの詩を紹介させてください。
かつて日本人は清らかで美しかった
かつて日本人は親切でこころ豊かだった
アジアの国の誰にでも自分のことのように一生懸命つくしてくれた
何千万人もの人のなかには少しは 変な人もいたしおこりんぼやわがままな人もいた
自分の考えを おしつけていばってばかりいる人だっていなかったわけじゃない
でもその頃の日本人はそんな少しのいやなことや不愉快さを越えておおらかでまじめで希望に満ちて明るかった
戦後の日本人は自分たち 日本人のことを悪者だと思い込まされた
学校も ジャーナリズムもそうだとしか教えなかったから
まじめに自分たちの父祖や先輩は悪いことばかりした残酷無情なひどい人たちだったと 思っているようだ
だから アジアの国に行ったらひたすら ペコペコあやまって私たちはそんなことはいたしませんと言えばよいと思っている
そのくせ 経済力がついてきて技術が向上してくると自分の国や自分までがえらいと思うようになってきてうわべや口先では済まなかった悪かったと言いながらひとりよがりの自分本位のえらそうな態度をする
そんな今の日本人が心配だ
本当にどうなっちまったんだろう日本人は そんなはずじゃなかったのに
本当の日本人を知っているわたしたちは今は いつも 歯がゆくてくやしい思いがする
自分のことや自分の会社の利益ばかり考えてこせこせと身勝手な行動ばかりしている
ヒョロヒョロの日本人はこれが本当の日本人なのだろうか
自分たちだけで集まっては自分たちだけの楽しみやぜいたくにふけりながら自分がお世話になって住んでいる自分の会社が仕事をしているその国と国民のことをさげすんだ眼で見たりバカにしたりする
こんなひとたちと本当に仲良くしてゆけるだろうか
どうして どうして日本人は こんなになってしまったんだ
かなり何回も読んでますが、やはり涙が出てきます。
ノン・チックさんに恥ずかしくない日本にしていきたいですね・・・・
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