« チベット関連ニュース:中国情報局4/28~5/17 | トップページ | マクドゥーガル報告書分析 »

2008年6月29日 (日)

林教授の新発見-旧海軍の意図は?

Hayasi

共同通信の以下の記事をご紹介します。
敗戦後、慰安婦を看護婦に  旧軍の命令、文書で初確認

 第2次大戦での日本の敗戦直後、旧海軍が日本人慰安婦を、軍病院の補助的な看護婦として雇用するよう命じた通達が19日までに、連合国側が暗号解読して作成した英公文書で判明した。研究者らは、慰安婦が看護婦に雇用された際の身分が軍属だった可能性が高いとみている。敗戦時に軍属雇用するという配慮から、軍が戦中に慰安婦管理に事実上深くかかわっていたとする見方を補強する貴重な史料としている。

 従軍慰安婦問題では、政府の謝罪や補償の根拠となる当局の関与の度合いが問題となっており、今後の議論に影響を与えそうだ。「看護婦」とすることで、当局が慰安婦の存在を連合国側から隠ぺいしようとした可能性も指摘されている。

 慰安婦を看護婦としたことは元兵士らの証言や、オーストラリア人ジャーナリストの著書の中で出典不明で紹介されたことがあったが、その命令が原文に近い形で確認されたのは初めてとみられる。関東学院大の林博史教授(現代史)が英国立公文書館で発見した。(共同)2008/06/19 18:21   【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200806/CN2008061901000625.html


戦争中違法でも何でもなかった慰安所についてこれ以上突っ込んで何になるのか知りたい所ですがこの問題を放置していてもいいとは思えません。
そもそも旧軍に冤罪の可能性がある事を考えると、全文を公開しないままで印象操作的に悪者扱いをまず行うなどは研究者としてとんでもない事なのですが、この教授にはそんな正論は通じますまい。
現状できることというのは実はあまりないのですが林教授は年内に「既刊戦争責任研究」において全文を紹介すると言っておられますのでそれを待つ事にいたします。


慰安婦問題の権威、吉見教授の著書を細かく分析していくとトリミングや曲解が非常に多くて暗澹とした気分になったものですがこの林教授の研究もそういったものだと思っています。

今回はこの話についての「るーた」さんのご意見を書き記させていただきます。

「るーた」さんは私がmixiで知り合った方でして、関西で福祉の仕事に携わっておられます。
ご職業がらお年寄りの貴重な表現を聞かれる事が多く、るーたさんご自身はお若いのですが語り部のように話を聞かせてもらっています。

ああ、この話し前元従軍看護婦から聞きましたよ。 
慰安所退職後の職業訓練の一環で、色々と仕事を教えてたらしいです。
けど、慰安所の仕事は給料が高いので、世間の仕事をするのがバカらしくなるらしくて、

多数の慰安婦は、なかなか看護婦のいうことなんて 聞かなかったらしいですけどね。。。

俗にいう看護婦見習いですよ。。。
看護婦について仕事をするんです。
当然、文盲者には文字を教えるところから入ったそうです。
記録が出来なきゃ、外の世界へ出た時に雇ってももらえませんからね。。。
しかし慰安婦というのは、非番には買い物へ出かけたり、兵隊と歌を歌ったりして遊んだりとかなりの自由があったらしいので、なかなか自主的に参加したいという人はいなかったようですね。。。 
看護婦という仕事は、当時はよりハードで重労働ですからね。。。
しかし、慰安婦だったというより看護婦だったというほうが、帰った後のことを考えると良いわけで、そう言って参加を促していたという話を聞きますよ。。。
朝鮮人や支那人に「自分の今後の人生や親兄弟や親戚のことも考えなさい」と言っても「帰ったらまた、親は私を他へ売り飛ばすに決まってる」 「もう故郷には帰りたくない。このまま死んだほうがマシ」と言っていたとか。。。

その癖、親に手紙とお金を送っていたようで「その矛盾した行動が全く理解できなかった」と聞きましたね。

もちろんこの証言は又聞きですし、検証も全くしていません。
まあしかし、徳川侍従長の発言メモの時の日経の報道を見ていますと、大新聞社でさえも裏を取った報道をせずに許されるようですから市井の個人が同じ事やっても差し支えありますまい(笑)。


みなさんはこの証言を聞かれてどう思われたでしょうか?
私はこの報道を聞いたとき最初に思ったのは
「ああ、恩給が出るように計ってやったのだな」という事でした。
そしてるーたさんの発言を読ませてもらって「なるほど、終戦後も身が成り立つように便宜を計ったのだな」とも思いました。
林教授はこれを「連合軍から問題を隠そうとしたのだ」などと頓珍漢な解釈をしておられますが、違法でも何でもなかった慰安所の存在をなぜ隠さなければならないのか(笑)。

リベラルの方は清廉潔白の方が多いのか、この問題について「日本軍は悪の軍隊だったのだ」という資料を一生懸命探してこられます。
ある意味当たり前の事です。誰しも目を背けたい男性のどうしようもない本能の問題に向き合った軍隊が旧日本軍だったのですから。
汚れ仕事に手を染めた旧日本軍の指導部があったからこそ今中国には混血児の存在がほとんど確認できないのではないのですか?
目を背ける事は簡単でした。
旧ソ連軍のように暴行掠奪を黙認しておけばよかったのです。
監督不行届の誹りは免れませんが、そうすれば通常の戦争犯罪という問題にしかなりません。

しかし日本軍はそれをしなかった。
性病、防諜、強姦防止の三点を解決するために敢えて汚れた仕事に手を染めたのが上海派遣軍の岡部、岡村両参謀だったのです。
リベラルの方たちはこの画期的な発案に対して全く評価をしないどころか不備な所を見つけては大喜びしておられます。
そんな人にいつも自分は「貴方が上海派遣軍の司令官だったらこの【防諜、性病、強姦】という、進駐につきまとう問題をどう解決できるのですか?」と尋ねます。
おおむね茶化した返答が帰ってきますが中には真面目に「撤退しかない」と答えをもらうこともあります。
性病を、強姦を予防できないから勝ってる戦争を退却しようなんて軍隊がどこの世界にいるものですか。

最後はるーたさんのこんな言葉で終わります。この問題の本質は新聞などでは得られません。目を背けたい問題の本質はひそやかに現れます。

一つ気をつけなければいけないのは、この娼婦たちは、生活苦から保護者に売り飛ばされてやって来ていたわけです。。。 
儒教価値観から親や親戚等に対して向けられない怒りのやり場を、日本や日本軍という今の誰もが忌む存在へ向けるしかない。。。 
ということも考慮に入れるとより現実的かと思います。
そうでなくても、彼女たちは日本軍の協力者とされて、親兄弟・親戚・友人にまで、侮蔑されて苦しい時代を細々と生きてきたのですから。。。



何かを感じたらクリックお願いします→Banner2_7 

http://strategy.co.jp/
保守系SNS『国民の総意』

|

« チベット関連ニュース:中国情報局4/28~5/17 | トップページ | マクドゥーガル報告書分析 »

コメント

お久しぶりです。

慰安婦問題については、時期や範囲が広範に渡るため、なかなか語るのが難しいですよね。南京事件や沖縄集団自決よりはるかに・・・。

私の拙い知識では、
・軍の「関与」はほぼ明白
・違法かどうかは、当時の法について勉強不足なので保留
・高給説については、占領地と日本の物価の差や急激なインフレ率を無視した論調があるので、これも保留。
・「性奴隷」というのは。一部の事例を一般化したような誇張を感じるのではなはだ疑問。

といったところでしょうか。

慰安婦への私の現在の印象をあえて端的に言えば、リベラル派が言うほどの悲惨な印象はなく、あの大変な時代に頑張って生き抜いた力強い女性、という感じです。
ですので、紹介された部分(青文字)も、私はすんなりと受け止められます。貴重なお話をありがとうございました。

林博史教授については著作を数冊読みましたが、さほど悪印象はありませんでした。戦争犯罪が研究の中心なので左派的な印象はありますが。
それに学者といっても完璧な人はいませんし。

今回の発見は「慰安所は民間の施設で日本軍は関係ない」と思いこんでいる右派にデコピンを食らわせる程度の意味しかないかな?

吉見教授の「従軍慰安婦」については私も一点おかしなところを見つけていて、記事に書いたことがありますのでもしよろしければ・・・。
http://jseagull.blog69.fc2.com/blog-entry-514.html

投稿: j.seagull | 2008年7月 1日 (火) 21時21分

はい、この伝聞を流した張本人ですが、

1,慰安所というのは、
  軍が経営しているものでない。
2,経営主体は業者である。
3,経営者の国籍・人種は様々。別に軍に忠誠を誓っている御用業者ではない。

これに関しては、戦争へ行かれた方は全員揃ってそうお答えになられました。
軍の関与があるとすれば、軍医の診察と生活指導、そして、上記のように職業訓練があったということです。。。
これは業者が当然のように依頼してくるものなんですよね。。。それが東洋共通のシステムですから。

まぁ、女郎は欧米の売春婦のように宗教的にも「重罪人」「殺しても良い」という概念は在りませんでしたから、
俗に言う売春婦とは、かなり異質なものと考えた方が良いと思います。。。

日本の男娼すなわち売り専は、女郎システムを受け継いでいますが、欧米の客にはかなり受けが悪いようですw
が、最後には納得して謝罪してくるらしいです。

投稿: るーた | 2008年7月 4日 (金) 23時01分

軍属としたほうが捕虜としての待遇を受けれるからじゃないの?
一般民のままじゃ慣れない外地で路頭に迷うじゃないの。

投稿: 枠 | 2008年8月 2日 (土) 21時24分

>seagullさん
いや最近mixiばかりやっていてこっちがおろそかになってまして。申し訳ありません!
去年の下院決議以来、それは左翼が調子づいて腹の虫が治まりません。
ほっとくのが一番かもとも思うのですが、「日本人よ!沈黙するな!」という気持ちで毎日左翼とガーガーやってます。(笑)

すみません、seagullさんのブログのカテゴリ検索で「従軍慰安婦問題」で見てみたのですが吉見さんのお話はこの中にはないようです。
他のカテゴリでしょうか?

>るーたさん
とにかく何でもいいから日本軍の欠点を見つけては見つけては大喜びしている人達は自分にはもう変態としか思えません。
たくさんのお年寄りの経験談をバッククボーンとして戦われるるーたさんの姿にはいつも勇気づけられております。
これからもよろしくお願いします!

>枠さん
そういった視点もあるかなあ!
しかしこれ敗戦直後の内地での事と思うんよね。
海軍ってあるので戦地に置き去りにされたフィリピンとかビルマとかの慰安婦の話ではないと思うのよ。
いやしかし、慰安婦問題ってのはやはり本音の所では女性に嫌悪感を感じさせる問題ではあると思うよ。。。

投稿: daikichi | 2008年8月17日 (日) 22時46分

返信ありがとうございます。

>他のカテゴリでしょうか?

お手数をとらせてしまい申し訳ございません。
このエントリ(↓)の後半部分です。

http://jseagull.blog69.fc2.com/blog-entry-514.html

「■さまざまな説を目にしないと見えてこない 」の後の部分で、日本人元慰安婦の菊丸さんという方が自殺したのは慰安婦であったことのPTSDによるものと吉見氏が著書で紹介しているのに対し、別書で菊丸さんの遺書を読む限りはとても慰安婦であったことがPTSDになっているとは思えないということを指摘しました。
菊丸さんは、自身が慰安婦であった時代を懐かしんでさえいたので。

投稿: j.seagull | 2008年8月17日 (日) 23時14分

seagullさん
ありがとうございます。
菊丸さんの話ももちろんですが、他の北村教授の著書や写真の分析を読ませてもらって、seagullさんが自分などはるかに及ばない「客観性」をお持ちのことに気づきました。
我が身を振り返って痛いところも多々ありますがもうちょっと読ませていただきます。

投稿: daikichi | 2008年8月18日 (月) 23時33分

私の方こそ、daikichiさんの、自分の中のバイアスを自覚しつつ、冷静に南京関連のサイトや本を読み比べしている姿勢に刺激を受けて学ばせていただきました。
これからも参考にさせていただこうと思っていますのでよろしくお願いします。

投稿: j.seagull | 2008年8月19日 (火) 00時24分

あはは、ありがとうございます。
所詮市井のサラリーマンの書きなぐりですが、普通の人が「真実は何か?」と思ってもらうための呼び水になれば嬉しいなあという感じでしょうか。

相互リンクお願いできますか?

投稿: daikichi | 2008年8月19日 (火) 07時33分

>相互リンクお願いできますか?

もちろんOKです・・・というか、私の方からは既にリンク済みだったりします^^;

拙blogではリンクが増えすぎたので折りたたみ式にしており、見つけづらいと思いますが、「お気に入り&相互リンク(歴史系)」の中に「知らされなかった日本」さんを入れてあります。

投稿: j.seagull | 2008年8月19日 (火) 21時23分

例えばさ、現自衛隊駐屯地の厚生クラブ(PX)に入っている居酒屋さんや喫茶店・本屋・コンビニなんかさ、自衛隊が経営しているわけじゃないのよね。

駐屯地の中で営業しているってことで隊からは便宜供与している部分もあるとは思うけど、外の業者さんが入札で営業権を買っている。

慰安所も似たようなものじゃないのかなって思う。まして駐屯地の外で営業していたんだしさ。

あ、でもイラク・サマーワの宿営地売店は民間経営じゃなかったかも。

投稿: 枠 | 2008年8月22日 (金) 01時10分

6.
創価学会や統一教会等のカルト宗教とは一刻も早く縁を切る事をお勧めします。
「入れば救われる」だの「入れば神に選ばれる」だの主張する宗教とも関わらない事をお勧めします。
上述の予言群は人類滅亡の予言ではなく、破滅を乗り越える為の予言です。
カルト宗教に財産と人生を搾取されるぐらいならこれら予言群を信じることをお勧めします。
例え上述の予言群の正しさを主張する団体があったとしてもやはり関わらない事をお勧めします。
多くはただ利用しているだけであり、何より「余計な災難」に見舞われる事になるからです。

キリスト教徒の方へ、
キリストが教えを直接説いていたのはユダヤ人たちにであり、その教えはユダヤ教の教義という前提での物です。
ユダヤ教の教義はユダヤ人にとっての常識であり、キリストがわざわざ説く必要は無かったのです。
その後、ユダヤ人に迫害されたキリストの弟子たちが、ローマ人にキリストの教えだけを重視して伝えたのが今のキリスト教です。
その為、今のキリスト教の多くの宗派の教義は重要なものが幾つか欠けています。
「旧約聖書」をよく読み、ユダヤ教の戒律、特に食物に関する戒律も守ることをお勧めします。
また、懺悔と称して主に罪をなすりつけないよう務める事をお勧めします。

投稿: 虹の蛇 | 2008年11月 1日 (土) 12時08分

死ね。カス

投稿: 豚援抹殺隊株式会社 | 2009年5月30日 (土) 10時15分

オマエ、馬鹿なのか?

従軍慰安婦問題は、日韓基本条約で解決済。

投稿: PAPA | 2012年10月 1日 (月) 20時23分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« チベット関連ニュース:中国情報局4/28~5/17 | トップページ | マクドゥーガル報告書分析 »