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2007年3月14日 (水)

慰安婦関連ニュース 孤立を怖れるな

3月1日の安倍総理の「強制性はなかった」という発言を契機に情勢が動いています。

米下院外交委、慰安婦決議案を月内採択…小委長見通し
 【ワシントン=五十嵐文】いわゆる従軍慰安婦問題で、日本政府に謝罪などを求める米下院の対日決議案が3月末までに外交委員会で投票にかけられる見通しとなった。

(2007年3月9日3時3分  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070309it01.htm

「辛酸に心から同情」=慰安婦問題、反論控える-安倍首相
 安倍晋三首相は9日午後の参院予算委員会で、従軍慰安婦問題について「慰安婦の方々が極めて苦しい状況に置かれ、辛酸をなめられたことは心から同情し、既におわび申し上げている」との認識を表明した。同時に首相は、狭義の強制性を否定した自らの発言に海外から批判が相次いでいることについて「事実と違った形で伝わっていく現状では、非生産的な議論を拡散させる」と述べ、反論などを控える考えを明らかにした。若林秀樹氏(民主)への答弁。

(2007/03/09-20:36 時事通信)
http://www.jiji.com/jc/zc?key=%b0%d6%b0%c2%c9%d8%cc%e4%c2%ea%a1%a2%c8%bf%cf%c0%b9%b5%a4%a8%a4%eb&k=2007030900872

従軍慰安婦問題:首相発言で波紋 背景に選挙区事情も
 【ワシントン及川正也】従軍慰安婦問題をめぐる安倍晋三首相の「(旧日本軍による)強制性を裏付けるものはなかった」との発言が、米国内で波紋を広げている。ニューヨーク・タイムズなどリベラル紙が相次いで批判する社説を掲載し、超党派の下院議員が3月中の採択を目指す元慰安婦への謝罪要求決議案に追い風との見方も出ている。

毎日新聞 2007年3月10日 19時43分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070311k0000m010042000c.html

「拉致解決に固執すれば日米歩調に乱れ」…米タイム誌
 【ワシントン=五十嵐文】米タイム誌(電子版)は8日、北朝鮮による拉致問題に対する日本の対応について、「安倍首相が一切の譲歩を拒否すれば、日朝間の離反が続き、北朝鮮への積極対応に転じた同盟国・米国との歩調にも乱れが生じる」と報じた。
 記事は、安倍政権が拉致問題で進展がない限り、北朝鮮との国交正常化や対北朝鮮支援はないと明言していることについて、「核計画より4半世紀前の拉致(の解決)を優先させるのは健全ではない」と指摘。さらに、いわゆる従軍慰安婦問題に言及し、「首相は一握りの日本人の拉致の清算を北朝鮮に求める一方、何百何千と言われる性的奴隷(慰安婦)に対する自国の責任に疑問を投げかけているように見える」として、慰安婦問題が6か国協議での日本の立場にも影響を与えると警告した。
 さらに、先にハノイで行われた6か国協議の日朝国交正常化作業部会が拉致問題で難航したのは「日本の責任かもしれない」と論じ、「日本が(6か国協議で)取り残される危険があり、そうなれば(北朝鮮総書記の)金正日を喜ばせるだけだ」と指摘した。

(2007年3月10日20時31分  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070310i211.htm

慰安婦問題「心からおわび」=安倍首相
 安倍晋三首相は11日午前のNHK番組で、従軍慰安婦問題について「心の傷を負われ、大変な苦労をされた方々に心からおわび申し上げている」と述べた。

(2007/03/11-11:42 時事通信)
http://www.jiji.com/jc/zc?key=%b0%d6%b0%c2%c9%d8%cc%e4%c2%ea%a1%d6%bf%b4%a4%ab%a4%e9%a4%aa%a4%ef%a4%d3&k=2007031100047

慰安婦問題、再調査必要ない=中川自民幹事長
 自民党の中川秀直幹事長は11日のテレビ朝日の番組で、従軍慰安婦問題について「安倍晋三首相ははっきり(同問題を謝罪した)河野洋平官房長官談話を継承すると言っている。それに尽きるわけで、冷静になって(議論を)収束していくべきではないか」と述べ、党内の一部が求めている同問題の再調査は必要ないとの考えを示した。

(2007/03/11-13:50 時事通信)
http://www.jiji.com/jc/zc?key=%b0%d6%b0%c2%c9%d8%cc%e4%c2%ea%a1%a2%ba%c6%c4%b4%ba%ba%c9%ac%cd%d7%a4%ca%a4%a4&k=2007031100068

新手のABCD包囲網かと思うぐらい最近の慰安婦問題の情勢は日本に逆風です。
当初日本を擁護する立場だったアメリカ共和党のローラバッカー議員までもが決議案賛成を表明してしまいました。
なぜローラバッカー議員は考えを変えたのか?
これについては「依存症の独り言」さんの記事が的確な分析をされています。
http://banmakoto.air-nifty.com/blues/2007/03/post_8d9d.html

AP通信のミゾグチなる記者が卑劣な報道を行っている様子がよくわかります。
上記ブログの管理人さんである板真さんは、日本の取るべき道として以下の考えを述べておられます。

私は前回のエントリーで「わが国は早急にこの『談話』を見直し、撤回(破棄)しなければならない」と書いたが、ここはまず、“慰安婦決議案”の否決に全力を挙げるべきではないか。その上で「(河野)談話」の見直し―撤回を図る、事態がここまでこじれてくると、これがもっとも効果的だと思う。

決議案の否決のためには河野談話撤回にこだわるべきではない、という見解ですね。

慰安婦問題の権威、秦郁彦教授は以下のような提案をされています。

(1)決議が可決されても法的効果はないので静観する
(2)謝罪も償いもすんでいるとくり返し説得する外務省方式の継続
(3)河野談話の修正
(4)朝鮮戦争、ベトナム戦争でも米軍や韓国軍が類似の慰安所制度を利用していた事実を指摘し、「同罪」だったことを自覚してもらう
(1)と(2)は論外として、(3)河野談話の「慰安婦の募集については、軍の要請を受けた業者が主としてこれに当たったが、その場合も甘言、強圧など、官憲等が直接これに加担したこともあった」というくだりから、「軍の要請を受けた」を削除、「強圧」を「威迫」に、「直接これに加担した」を「直接間接に関与」か「取り締まる努力を怠った」へ修正するのが私案である。

http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/seiron/070311/srn070311000.htm

あくまで河野談話の撤回、修正へ動けというご意見ですね。
秦教授は河野談話が出される直前にも
「強制性はないのに認めるような文章を入れてはいけない」
と献言されていた方ですから無理もありません。

さて、本当に日本政府はどう対応すべきなのでしょうか?

公聴会にてイ・ヨンスら三人の女性が証言をした事を以前のエントリーで書きました。
対抗する形で、アメリカ議員が質問できる場所での加藤大使からの説明が必要と感じますが、制度上できるかどうか。

今回の決議案が正義感を動機として出されたものとして捉える方はおそらくいないでしょう。
本当の背景は何でしょうか?
色々調べましたがどうやら北朝鮮の暗躍という可能性が高いのではないかと思っています。
読売オンラインには残っていませんが、3月4日の読売新聞に以下のような記事が掲載されていますのでご紹介します。


『マイケル・グリーン氏に聞く』 「慰安婦」歴史家に任せよ
米国の知日派の代表格であるマイケル・グリーン前米国家安全保障会議(NSC) アジア上級部長は2日、読売新聞のインタビューに応じ、第2次大戦中のいわゆる慰安婦 問題をめぐる議論が米議会や日本国内で行われていることについて、「両国の国益を 損なう」と強い懸念を表明した。

――米下院では、民主党のマイケル・ホンダ議員らが慰安婦問題で日本に公式な謝罪を 求める決議案を提出し、外交委員会の小委員会で公聴会が行われた。

「米議会がこの問題に関与するのは大きな間違いだ。特に外交委員会は、北朝鮮の人権侵害、台頭する中国の挑戦など、対応すべき問題が山積している」

――日本政府は公式に謝罪しているにもかかわらず、決議が繰り返し米議会に提出されるのは、なぜか。

「韓国系住民の多いカリフォルニア州出身議員らが推進しているからだ。反日、反米、親北朝鮮の民間活動団体(NGO)などが絡んでいることもある」

――自民党の「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」が河野官房長官談話の見直しを議論しているのをどう受け止めるか。

「仮に決議案が採択されたとしても、米国の日米同盟関する政策に与える影響はゼロだ。
米メディアの報道も今のところ低調だ。しかし、日本が反発すれば事態は悪化する。
共和党や民主党の一部議員が、決議案の問題点に気づき、修正や廃案をめざして動き始めたが、日本の政治家が反発すると収拾が難しくなる。日米とも政治家がこの問題に関与すれば国益を損なう。歴史家に任せるべきだ」

――安倍首相は「(旧日本軍の)強制性を裏付ける証拠はなかったのは事実だ」と発言している。

「安倍政権の外交政策、特に国連での対北朝鮮制裁決議採択や、中韓との関係改善に向けた首相の指導力は、ワシントンでも高く評価されている。ただ、慰安婦問題は高いレベルが政治介入すればかえって複雑化する。強制性があろうとなかろうと、被害者の経験は悲劇で、現在の感性では誰もが同情を禁じ得ない。強制性の有無を解明しても、日本の国際的な評判が良くなるという話ではない」

――昨秋、下院で開かれた公聴会で靖国神社問題について証言し、日本の立場に理解を
示したがこの問題では批判的なのか。

「慰安婦問題で議会に呼ばれたら、残念ながら日本を擁護できない。靖国問題と慰安婦問題は違う。どの国にも戦争でなくなった英霊に敬意を表す権利があり、中国に介入する権利はない。クリント・イーストウッド監督の映画『硫黄島からの手紙』がヒットしたのは、米国人だけでなく、日本人の犠牲者に対する同情を呼んだからだ。しかし、慰安婦問題では被害者女性だけが同情され、日本が政治的に勝利することはない」
(読売新聞3月4日付 4面記事 )
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1173069077/(163の記事)

親北朝鮮の民間活動団体と言うのがバウネットジャパンのことか韓国の団体かわかりませんが、同じくアメリカ下院の、トルコ非難決議案では在米アルメニア人の団体が動いているからというのがもっぱらの話しですので、充分あり得る話だと思います。
最近の六カ国協議のニュースを聞いていると北朝鮮の戦略がわかるのです。
北朝鮮が一番欲しがっているのは重油などの物資です。
核をちらつかせて物資を手に入れるという、相変わらずの瀬戸際外交をやっているわけですが、六カ国協議ではそれが見事に成功しています。
しかし、実際に金を出すスポンサーが動いてくれないので北朝鮮も米露中も困っています。
こういう時に一番お金を出してくれるスポンサー=日本が、拉致事件をタテにして、一向に動いてくれないので困っています。
このままだと自分たちの国が重油を出さねばならないわけですから、日本が折れてくれれば一番都合がいいわけです。
つまり日本に拉致事件をあきらめさせて物資を拠出させることについては北朝鮮と米露中の利害が一致するわけです。北朝鮮を中心にした言い方にすると、米国の同意を得やすいわけです。
そこで日本に拉致問題をあきらめさせるために北朝鮮が使えるカードが、慰安婦問題なわけです。
慰安婦問題を周知せしめることによって日本の国際的な評判を落とし、「拉致事件なんかよりもっとひどいことを日本は過去にやってきているんだ」というイメージをアメリカ国民に植え付けるのが目的なわけです。
日本の評判を落として、なおかつ重油援助がスムーズに行われるようになるなら北朝鮮にとっては笑いが止まらないことでしょう。

今日本の政府首脳も、日本のネット上の意見も、慰安婦問題でどう対応するか揺れているようです。
社民党や小沢一郎、山崎拓のように、国家の関与自体に問題をすり替えて日本を非難するような輩は論外ですが、アメリカとの関係悪化を恐れて、軟化に転じるべきだと思っている方は多いようです。
タイム誌は実際に拉致問題にこだわる日本を非難するニュアンスの記事を載せていますし、ローラバッカー議員の方針転換も頭の痛いところです。

しかし、本筋をあやふやにさせて小手先の対応をしてきた外務省と同じ愚をまたここで繰り返してもいいのでしょうか?
中国韓国に対して主張すべきことを主張してこなかったからこそ、どんどん禍根が広がっているのではないのでしょうか?
河野談話が禍根の原因であるのなら、原因に目をつぶって対応するのは、外務省と同じ小手先の対応ではないのですか?
この決議案が可決されたとしても、強制力をともなうものではありませんので黙殺も自由です。
日米間の外交懸案がひとつ増えることにはなりますが現在それを怖れるべきではありません。
アメリカは今やこの問題一つで態度を変えるわけにはいかないほど日本に深く依存していますし、政権が民主党に移ったとしてもそれは変わりません。
むしろ日本はアメリカに軍事依存、アメリカは日本に経済依存という形での対等な二国間関係を築く奇禍とすべきです。

日本政府は孤立を怖れず河野談話の撤回に向けて動くべきである!

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コメント

とにかく慰安婦問題については、小林よしのり著「戦争論2」の「総括・従軍慰安婦」を読んでみてほしい。
あらゆる関連本の中で一番良い。
この問題の全容も把握できる。

投稿: a | 2007年3月14日 (水) 11時48分

徹底的に論破するしかないんでしょうねぇ.(但し,特亜を除く)

アメリカの議会それも委員会なんてミミッチイことせんで,国際司法裁判所なり国連なりに出ろよwと

ここで折れたら,それこそ慰安婦として働いてくれた人に失礼.

投稿: alphonse | 2007年3月14日 (水) 19時31分

>aさん
概要を素早くつかむのに大変有効ですね。
ブログ書く材料にするには元の資料がわからないといけないので向かないのですが 笑

>デルさん
fetiaさん風に言うと、アメリカを使った嫌がらせってことになるんでしょうな。
まあ、今回は嫌がらせより実利面が大きいのでやってるような気もしますけど。

投稿: 代吉 | 2007年3月15日 (木) 01時02分

なんか,ブログを久々に更新したら電波ゆんゆんなコメントがつきましたw
なんか,調べてみたら,同系統っていうか,ほぼおなじ文面の書き込みが沢山……
世間ってのは意外と広いんですねぇ,又吉イエスを超える神が居るようでw


投稿: alphonse | 2007年3月20日 (火) 09時22分

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