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2006年10月 5日 (木)

肯定派はヨリチ調書をどう見たか

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アレックス・ヨリチ軍曹の捕虜尋問書を二日間紹介してきました。
これは強制連行肯定派である中央大学吉見教授の「従軍慰安婦資料集」に収められているもので、当の吉見教授はこの調書についてどう捉えているのか発言されていました。ちょっと分析してみましょう。

彼女たちは、ビルマ滞在中、将兵と一緒にスポーツ行事に参加して楽しく過ごし、また、ピクニック、演芸会、夕食会に出席した。彼女たちは蓄音機をもっていたし、都会では買い物に出かけることが許された。

この部分について吉見教授は、ヨリチ軍曹の人格に問題があったという書き方をされています。
「性向」の箇所でご紹介した部分についてのことを「明らかに女性に対する偏見があり、女性のことを信じていません」とあります。
それなら元慰安婦の言う事だったら黄錦周のような嘘話ばかりする人の事は信じているのでしょうか。

ヨリチ軍曹の調書は、女性を突き放しているような冷たい感じの書き方ですが、それを以て、書かれていることを事実ではないような印象を抱かせるのは学者としてどうなのでしょう。
と言いますか、ヨリチ軍曹の立場に立つと、慰安婦達を突き放した目で見なければ正確な業務上の調書など書けはしますまい。
日本軍とごく近いところで生活していて、日本の兵士がお客さんで生活の糧を得ていた慰安婦達。
その慰安婦達が捕虜になったらどうでしょうか?
米兵に取り入って、気に入られて、
「私たちは日本兵と一緒にいたけれど被害者だった。だから優しく扱ってほしい」
という心理が湧く方が普通ではないでしょうか。
ヨリチ軍曹は、慰安婦を突き放した視点で見なければならなかったのです。
慰安婦の言う事を信じる信じないではなく、第三者の冷たい目で書かなくてはいけなかったのです。
つまりこれは吉見教授が
「ヨリチは慰安婦に同情的ではない。だから偏った見方だ」
と言っているようなものです。

肯定派の方たちの書いているものを読むと、被害者の人権に過剰に配慮するあまり冷静さを失っているようなものがとても多いのです。
日本国家に罪があると断罪する方は、化学実験をするような冷静さで資料の検証をすべきです。
否定派にも感情的になる方はいます。例えばネット上で嫌韓厨とか言われている人達は資料も何もなくとにかく朝鮮人、韓国人を罵倒します。
肯定派にも吉田清治や植村記者のようなとんでもない人達がいます。
その一方で秦靖彦さんや吉見義明教授のような研究者も存在します。

そして、吉見教授にあって秦靖彦さんにないものは慰安婦をかばおうとする気持ちではないかと思っています。
それは一つ一つの文章のどこそこがそうだ。と言う話ではなくて、肯定派の書いたものをたくさん読むと圧力として感じられるものです。
吉見教授をはじめバウネットジャパンの松井やより代表、戦後責任論の著者の高橋哲哉教授、共産党の吉川春子議員、静岡県立大学の金両基教授・・・・・
どの方たちも実はとてもお優しい、性格のいい方々なのではないでしょうか。
ですから社会的弱者である慰安婦達に必要以上に肩入れしてしまい、それが頭脳を微妙に狂わせ、本来その方達の持っていた論理的な表現能力が変質しているのではないでしょうか?

例に出した人達について、例えば共産党の議員さんなどは自民党の失敗が自分の政党のメリットになってくるので、戦略的に日本を悪く書いているのかもしれないとも思います。
しかし日本の大学に勤める日本の教授はどうなのでしょう。ご本人が「宮沢を困らせるのがメリットになる」とか考えていたのでしょうか?
吉見教授らの根底にあるのは「男性は、女性には優しく紳士的であるべきである」
というフェミニズムではないのでしょうか。
吉見教授や高橋教授のフェミニズムは尊重します。
というかソープランドに行ったことがある私などはとてもじゃないがフェミニズムは主張できない。
しかし被害者証言の信憑性は加害者の証言以上に厳しく検証しなくてはいけないはずです。

元慰安婦の証言に信頼に足るものがなく、他に肯定できる材料がほとんどないことは今まで色んな人が言っていますが、河野談話を一度出してしまった以上しかたないというのが今までの日本でした。
しかし間違った情報を訂正する勇気も必要なのではないでしょうか?
パール判事の言葉を借りると「誤られた歴史は書き換えられなければならない」のではないのでしょうか?





と思っていたのですが10月4日のyomiuri onlineのこの報道を見る限りまだ道は遠いようです。
何とかしなくてはいけませんね。
世論の後押しで安倍首相を応援しましょう!

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20061004i112.htm

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