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2006年9月 2日 (土)

ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(1)

この言葉を聞いたことがある人もいると思います。
聞いたことないという人もいると思います。
私の考えは置いておきます。
ただ、米軍が実際に考えていた事がわかる文書をのみ挙げておきます。


・GHQの内部文書「一般命令第四号」の中にある文言
「各層の日本人に、彼らの敗北と戦争に関する罪、 現在および将来の日本の苦難と窮乏に対する軍国主義者の責任、連合国の軍事占領の 理由と目的を、周知徹底せしめること」


・昭和23年2月6日 CI&E(民間情報教育局)からG-2(CIS・Civil Intelligence Section・参謀第二部民間諜報局)に宛てて発せられた「ウォー・ギルト・インフォーメーション・プログラム」たる文書
「1、CIS局長と、CI&E局長、およびその代理者間の最近の会談にもとづき、民間情報教育局は、ここに同局が、日本人の心に国家の罪とその淵源に関する自覚を植えつける目的で、開始しかつこれまでに影響を及ぼして来た民間情報活動の概要を提出するものである。文書の末尾には勧告が添付されているが、この勧告は、同局が、『ウォー・ギルト・インフォーメーション・プログラム』の続行に当り、かつまたこの『プログラム』を、広島・長崎への原爆投下に対する日本人の態度と、東京裁判中に吹聴されている超国家主義的宣伝への、一連の対抗措置を含むものにまで拡大するに当って、採用されるべき基本的な理念、および一般的または特殊な種々の方法について述べている」

この二つの文書の考えに基づく教育が昭和二十年から現在まで行われています。

江藤淳「閉ざされた言語空間」より
「占領終了後、すでに一世代以上が経過しているというのに、いまだにCI&Eの宣伝文書の言葉を、いつまでもおうむ返しに繰り返しつづけているのは、考えようによっては天下の奇観というほかないが、これは一つには戦後日本の歴史記述の大部分が、『太平洋戦争史』で規定されたパラダイムを、依然として墨守しつづけているためであり、さらにはそのような歴史記述をテクストとして教育された戦後生れの世代が、次第に社会の中堅を占めつつあるためである。

つまり、正確にいえば、彼らは、正当な史料批判にもとづく歴史記述によって教育されるかわりに、知らず知らずのうちに『ウォー・ギルト・インフォーメーション・プログラム』の宣伝によって、間接的に洗脳されてしまった世代というほかない。教育と言論を適確に掌握して置けば、占領権力は、占領の終了後もときには幾世代にもわたって、効果的な影響力を非占領国に及ぼし得る。そのことを、CCDの検閲とCI&Eによる『ウォー・ギルト・インフォーメーション・プログラム』は、表裏一体となって例証しているのである。」

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